2011年9月15日木曜日

この歳になって本を読むことの面白さを知る。


文字どおり、この歳になって本を読む面白さを実感している。
前から「本を読みたい本を読みたい」と思ってはいたのものの。いわゆる「積ん読」状態。
もともと、活字を読むのは非常に苦手でじっとして活字だけを追うと言う作業がとっても苦手なのだ。

例えば「台本」は、やはり活字なんだけれども、私が台本を読む時には主に「覚えること」「演じること」「理解すること」が大前提にあり、私自身が内容を楽しむということの為に読むものではない。
なので、台本を読む時には口もとでブツブツと何度も繰り返して読んだり、台本を片手にウロウロと歩き回ったり、台本にやたらに線を引いて思い付いたことの書き込みをしてみたり、意味不明に手や足を延ばしたり止まったり振り向いたり叫んだり…w。そういった訳なので、所謂「読書」ということとは程遠い作業な訳なのです。
もちろん(?)漫画は読むし、どちらかと言えば漫画は好き。確かに、アレだって体を動かさずにじっとして読む物ではあるけれども、活字を読むのよりは遥かに早いスピードでストーリーが展開するし、絵やコマ割といった視覚的なエンターテイメント的な要素が多く、活字と言うよりは「劇画」「作画」を楽しむ。そんなイメージがあるせいなのか、読んでいても全く苦にならないw。

さて、ではなんで今になって、この私が本なんか読むようになったのか。
それの大きな原因の一つには「体調」があるだろう。このところ、すこぶる体調が良くない。ものすごく疲れるし、起き上っていられる時間が極端に限られている。
もちろん「寝る時間」も増えてきている訳だが、寝ないまでにも体を横たえてジッとしている。という時間が非常に増えてきている。
最初のウチはTVを観たりもしたが、私が横になりたいと思う時に必ずしも私の好きな番組が放送されている訳でもなく、つまらないと感じるだけ。
DVDを鑑賞しようかとも思ったが、家族の居るリビングを私の勝手な時間帯に、私だけが好きなDVDの上映で占領してしまうのは気が引けて。じゃあ、と思ってポータブルで鑑賞しようとも思ったけれども、そうなると当たり前だがイヤホンを装着することになり、DVDを観ている間は、周りの世界から完全にシャットアウトされている状態となってしまう。
子どもと暮らす母親としては決して良い状態とは言えないだろう。おまけに、インターホンや電話なんかも聞こえないしね。
(あ、ちなみに「方耳イヤホン」は、映画ファンとしては、できればちょっと避けたい感じw)

そこで、なんとなく手に取ってみた本。
これが、なんとも本当に重宝しているのだ。子どもに呼ばれたら、途中でやめて子どもの用事をしてあげることができるし、もちろんインターフォンや電話なんかも全く問題がない。
ある程度、周りの状況に気を配りながら本の世界に浸ることができる。なんとも素晴らしいw
いや、もちろん漫画でもいいわけなんだけれども、漫画はすぐに読み終わっちゃうしね、そんなに次から次へと読みたいと思える漫画が今の私には無いんだな。

そんな訳で、最近本を読んでいます。
ネットを始めるまでは、どちらかと言うと毛嫌いしていた読書という作業。ネットを初めてみて「へぇ、いろいろと面白そうな本っていうのがあるもんなんだなぁ…」と初めて知って、手に取ってみたり購入してみたり図書館で借りてきてみたり。
でも、いままでは結構そこで終わってしまっていたことが多かった本たちだったけれども、これからは意外とどんどんと読んでいけそうな気がしてきた。
この調子で、本を読むスピードも上がってこないかなぁ~www

そうそう、老眼鏡をかけたままで横になり、本を上手く読む方法、ご存知の方いらっしゃいましたら情報求む!w
いつも眼鏡がズレてきてしまうか、体の体勢がツラくなってきてしまうかのどっちか…(^^;;