広汎性発達障害について。

息子は2010年の1月に広汎性発達障害との診断を受けました。
WISCと言う診断プログラムを2週間に渡り2回ほど受けました。
その前後に、医師との面談や問診などを行い「特定不能の広汎性発達障害」との診断名がつきました。

WISCではIQ診断を行いますが、息子のIQは76でした。
IQは、その年齢での平均を100としているそうで、ボーダが80と設定されています。
ですので、息子はボーダの80よりも下に位置しているということになります。

診断項目は、大きく分けて全部で8個でした。
この項目の一つづつを、臨床心理士の先生が、さまざまな教材を使用して順に診断していき、それぞれに点数を付けていきます。
いわば「テスト」のような物ですね。

その点数の高低で折れ線グラフのようになった資料ができあがります。
(これがIQというヤツを表す物ですね)
そのグラフ資料と臨床心理士の方の診断結果をまとめた物を医師(息子の場合は児童精神科医)が合わせ見て
発達障害の診断を行っているようです。
息子のように発達障害のある人は、この診断の結果にものすごく開きがあるのが特徴と
その先生は、おっしゃいました。
息子の場合は一番苦手なのが「知識・理解」ものすごい低いです。ボーダ線なんかよりも全然下です。
得意な物は「数唱」「迷路」など、こちらはものすごく高く、表のずっと上の方に位置しています。
なので、折れ線グラフは上へ下へと大きく山を描くガタガタな物になりました。

人間、誰しも得手不得手はあるのだから、キレイにそろっていることなんてのは
ないのが普通なのではないですか?と、医師に質問をしてみましたが
「確かにそうだけれどもね、定型発達の子はこんなに大きくは(振れ)幅がないんだよ。
だいたいこの辺(100とラインが引かれたあたり)を、このくらいの幅で(本当にちょっとの幅でしたw)デコボコするくらいなんだよね」

とのことでした。私もやってみかったw

さてさて、こんな息子ですが、これは障害なので完治はしません。
ですが、日々の生活の中で意識的に訓練(接して)していけば、
他の定型発達の子たちと一緒に行動を取ることが
できるようになるかもしれません。


今回の診断はDMS-4(アメリカ精神医学会が定めた基準)による
診断結果となっております。

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