2011年10月15日土曜日

腰椎穿刺


先日、検査とのことで「腰椎穿刺」を受けてきました。
いわゆる、腰のところから「髄液」を採取する作業のことですね。採取した液体を検査にかけて、いろいろと調べるそうです。

で、この検査、俗に言う「すごく痛い検査」の代表格だとは思うのだけど、言わずもがな私も初体験(^^)。
看護師さんたちからも「今までに受けたことはありますか?」「痛いって言うんですよねぇ」などと、事前にチェック。
私は受けたことがないけれども、娘が小学生の時に「髄膜炎」を起こして同じ検査を受けたのを、処置室の外から聞いていた経験はあります。
と伝えました。「そう、そうしたら…(全く知らない訳ではないんだねぇ)」と返事をされて、簡単に検査の説明を受けました。

一番驚いたのが、髄液を抜いた後は1時間くらい安静(そのまま寝る)にしていないとイケナイ。とのことでした。
「それはマズイ」と、焦って会社に連絡。その日は午前休しか取っていなかったので、午前中じゃ終われないと思うので終わり次第また連絡する、と伝え
そして、万が一に備えて実家へ連絡「これから、腰椎穿刺になったから受けてくるけど、一時間は寝てないといけないんだって。申し訳ないけど帰りが怖いから、出来たら私が一時間寝ている間に車で迎えに来てもらえないか」と連絡。
どうやら通常は、イキナリその日にやるってのは、よっぽどのことじゃないとないっぽいのですが、活動期(症状が出ている時 )でないと検査しても結果に出てこない、と言う医師の話と「そう何度も会社を休んで、その検査のためにまた病院に来るのは…」と言う私の意志とで、そのままその日に決行と相成った訳でございます。

そんなこんなで検査開始。
しばらくは、ストレッチャーのようなベットの上で看護師さんと談話しながら先生を待つ。「ちょっと時間がかかるみたい」と言われて、しばらく一人で横に。
先生、到着。
まず、ベットに膝を抱える格好で横向きに寝る。そして腰のあたりを丸出し。さまざまなシートなどを腰の下等に敷かれ、先生が針を刺す場所の確認。何度も確認して印を付ける。
私の検査は、研修医の先生がして下さいましたが、場所の特定までに一番時間がかかってたかな。後ろでベテラン先生が監視されていて、最後に確認。「こちらの方が良いでしょうね」などと話して場所、決定。
そして、腰まわりの消毒(イソジン???)。けっこう広い範囲で消毒をされました。もっと、背中を丸めて欲しいとのことで、本当に体育座りのカタチよりも更に膝を抱えて丸くなります。お腹の中の赤ちゃんのような?格好。
そして、いよいよです。
まずは麻酔をします。歯医者で受ける麻酔のように、何回かに分けて何箇所かに麻酔を注射しました。麻酔の針は多少チクリとはしましたが、それほどどうという訳ではありませんでした。

何度も何度も「大丈夫ですか?」と声を掛けられ「はい」と力なく答える私、とうとう俗に「太い」と言われる針を刺されたようでしたが、麻酔のお陰でまったく何も感じることはありませんでした。
「もう、今とれてますからねぇ」や「大丈夫ですかぁ~」などと声を掛けて頂きながら、そんなこんなで採取自体は無事終了。時間にして何分くらいだったかなぁ~、けっこうあっという間だったかも?
「上手でしたねぇ~」などと言われながら、その後の処置をされました。なんというか腰のあたりを拭かれたり、針の後に絆創膏のような物を貼られたり、そんな感じです。
そして「今から一時間は、横になってて下さいね。枕も外しますね。地面と水平になっていることが大事ですからね。多少、首などを動かしたりするのは問題ありませんよ。この後にもう一度、先生の診察がありますからね」
とのこと。寒くないですか?などと親切にしてもらい、厚めの布団を借りて、そのまま目を閉じる。なんとも爆睡。
それまでに疲れが溜まっていたこともありましたが、思いっきり寝てしまったようです。おかしな話ですが、何か髄液を抜かれたことで、私の場合は少し体が楽になった感じがしたんです。頭がスッキリしたと言うか…。
そんな訳で、どっぷり寝ていた私でしたが、ものの一時間で看護師さんにサックリと起こされてしまい「先生が診察室でお呼びになりますから、それまで待合室で待っててくださいね」と言われ、そそくさと身支度をして自力で待合室へ行く私。

待合室には、すでに父が待っていてくれて、なんやかやと話ながら診察室から呼ばれるのを待つ。
この辺りで、少しづつ腰に痛みを感じるようになり、なんとなくイヤな予感。
少し待って、診察室へ。
先生からは、今日の段階ですぐに分かる検査結果には、特に問題となるような結果は出ていないですね。とのお話。後は時間のかかる検査なのだそうです。
髄液を取った後は、脳にかかる圧力が下がるので偏頭痛などが起こりやすくなりますが、数日で取れると思いますので。とにかく、辛くなったら体を横にして休んで下さいね。
とのこと。その日は次回のMRIと診察の予約をそれぞれ入れて終了。

問題はこの後でした、父の車に乗せてもらい帰路についたのですが、なんと言っても腰が痛い。
きっと麻酔が切れてきたのでしょうね、体を横にしていれば何でもないのですが、体を起こすと腰が痛い。家まで送ってもらい、昼を食べていなかったのでとりあえずコンビニへ。
それがまたなんと言うか、立っていられなくて歩くのもツラい。まるでギックリ腰になった人かのように、腰をくの字に曲げて買い物。とにかく、腰が痛いのでまともに買い物もできず、適当にカゴへ入れて帰宅。
上半身を起こした状態を保つのがキツいので、とにかく急いで食事を済ませて横になりました。

ここから後がキツかったですねぇ~。まるで、歯医者で治療を受けた後のよう?w 治療中は麻酔が効いているので何をされても何も感じないけど、麻酔が切れてからズキズキくる、そんな感じでしょうか。
それでも、一日、二日と時間が経つにつれてだんだんと様子は良くなり、歩くことすらままならなかったのが歩けるようになり、同じ姿勢で立っていたり座っていたりが出来なかったのがそれなりにできるようになり…。
そんな感じで腰の痛みは徐々に回復、私の場合はその腰痛が取れた頃に頭痛などがきました。
体を起していると、こう、ぐぅ~~~っと頭の上から両肩にかけて押しつけられるような痛み?なんて言うか、うっかり食べすぎちゃって肩がものすごく詰まったような感じになったりすることありません?(あたしはありますw)そんな感じ(どんな感じだw)
とにかく偏頭痛・偏肩痛のような状態がヒドく続き、そうなったらば、とにかく体を倒すしかない。横になれば、その症状はほぼ緩和。
そのうちにだんだんと、横になってさえいれば、寝ているのが申し訳なくなるくらいになんでもないけど、起き上っているとツライ(^^; そういう状態になり…。
そうだなぁ~、そんな感じが検査後4、5日は続いたでしょうか。連休もあったので、だいぶ助かりましたが、休みの間はずっと横になって寝ていました。

お陰さまで、ゆっくり休みを取ったせいか、本当にいろんな意味で体が随分と楽になりました。
これで検査結果が出て、何事も無ければきっと一段落でしょう。はぁ、早く人間になりたぁ~~~~~いw