2010年6月8日火曜日

花と夜

先日、母の日に子ども達からカードを頂きました。
お姉ちゃんからは、お決まり(?)の「マッサージ券」
「この券で5回までマッサージができます」と書いてあり全部で3枚。ホチキスで留めてくれてあります。
んんー、なぜ1枚で5回としたのか…とか気になる所はあるけれど、とにかくありがとうw
坐骨神経痛のある私にはありがたい限りで、さっそく一回、使わせて頂きました。

さてボクちゃんからは、学童でみんなで作ったという「リボン付きプレゼント箱風」のカードを貰いました。
専用のキットを切って貼ってしてあり、フタを開けると中に手書きのメッセージが書いてあるという仕組み。
そう、そこに書いてあったのは「ママ、いつもおいしい花ごはんをありがとう」という物でした。
その場は「ありがとうねぇ~~~(^^)」と言って受け取りましたが、はて「花ごはん」
娘にこっそり聞いてみました
「ねぇねぇ花ごはん ってなんだと思う?」
「…分かんない…」
「あさごはん…かなぁ???」
「え、おいしいのは朝ご飯だけなの?w」などなどwww しばらくコソコソとやりましたが
ここは一つ思い切って、タイミングを図って本人に聞いてみることにしました。

「○○くん、この間はカードありがとうね(^^)」
「うん!いいよぉ!(^^)」
「なんて書いてあったんだっけ、あれさぁ~…」
と、なぜ確認したのかを悟られないように、その後に何かを続けようとしたところ
「ママ、いつもおいしい夜ごはんありがとう!(^^)」
なんの疑いもなく、サクっと嬉しそうに答えてくれました。
なるほど、そうか夜ごはん!!!!

彼は「見た目」で漢字を覚えているんですね。確かに言われてみれば「花」「夜」見た目が似てないこともない。
意味であったり、成り立ちであったり、音や訓。そういうコトを基準にして覚えてはいないのですね。
このエピソードを特別支援教育の主任をしてくださっている、息子の担任の先生に話したところ
「ああ、なるほどねぇ。だんだん彼の考え方が分かってきました」と、私から聞いた話を大変に喜んでくださった先生。
私は、いまいちピンときていませんでした「先生、何が分かったんだろう…」と。


そんなこんなの、ある休日の出来事。
まあ、ちょっとしたことからドラえもんの登場人物の名前を漢字で書くことになったんです。
私が、クイズのような物が書いてある「しおり」を本屋さんでもらってきたので彼にあげたんですね。
おじいちゃん、おばあちゃんの前で、順に名前を書き込もうと頑張っていた息子。

私が「のび は野原の野に比較の比だよ」などと言うと、
おばあちゃんと一緒に考えながら、辞書の引き方を教えてもらったり、漢字のヒントを出してもらったり。見本を書いてもらって写したり。
なんとかかんとか、名前が埋まってきて「そろそろ、おばあちゃん達も疲れてきたかな」と言うころ、最後に残ったのが「しずかちゃん」でした。
「源だね」私がそう言うと、おばあちゃんが
「○○くん、さんずいだよ」と教えてくれました。
「さんずい って何?」
「ちょんちょんちょん だよ」と、私が書いてみせると
「これかぁ~、分かった!これは、さんずいなの?」
「そうだよぉ~」
「じゃあ隣は?こっちはなに?なんて書くの?」
すると、おばあちゃんが「原っぱの原だよ」と、教えてくれました。
「ん??????はら?分かんない」と答える息子。
「原っぱの原だねぇ」と私。つい最近、国語の漢字練習帳の熟語のところで一緒に書いた記憶があったので少し粘ってみました。
「・・・・・・黄いろ?」と言う息子
「…ああ!」と言う私。お口ポカァ~~~ンな、おじいちゃんとおばあちゃん。
そうですよねぇ、これでは「原っぱの原って言ってるのに「きいろ?」って何がきいろ?」って、そうなりますよね。
「惜しいなぁ○○くん。この字だよ」
私が書いて見せると「ああそっか、オレまちがえちゃったよw」と言って、喜んでさんずいの隣に原を書き始めました。

「見た目でね漢字を覚えてるの。まんなか辺りに四角っぽいのがあって下にちょんちょんが2個あって…
似てなくもない? でしょう?w」
「あぁ、そういう…。ぜんぜん分かんなかった」と、おばあちゃん。

改めて父と母に説明をして、私が担任の先生に伝えたことの意味がなんとなく分かったような、そんな気がしてきました。


息子の通う学校では、これから個別授業の準備を考えてくださっているところだそうです。
現在でも、国語と算数の2教科は、3年生になったら学力別に2クラスに分けての少人数態勢です。
(↑横浜市はそう、とか決まってるのかなぁ???お姉ちゃんが通う中学も2年生からそうなってます)
ですが、そこに更に特別支援が必要な子どものクラスを増やして行こうと、そういうことのようでした。
きっと参加する子どもは、ごく少数になるでしょう。
「もし、そうなった場合は希望されますか?」と聞かれましたので
「息子と相談して決めたいと思います」と答えました。
「私は是非にでもお願いしたいと思いますが、やはり息子にも希望があると思うので」
そう伝え、只今むすこに少しづつ説明をしながら「どうしようかぁ~」となんとなくですが、そっちに入ると良いことがあるよ光線を出し続けていますw
何につけても「始めてのことが苦手」なので、どうしたって外堀を固めて選択を迫るような感じになっているのは否めない現状ではありますが、
最終的には「一回、受けてみてイヤだったら止めても良いかな」そんな結論になりそうです。


息子にあった授業が、今の学校で受けられるようになったりすると、お友達も多い今の状況からしても、本当に嬉しいことだなぁ…と、そう思う今日この頃です。

ありがたいことです。

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