2010年10月21日木曜日

ボクのじゅく。


息子が塾に通い始めました。

いくつかの塾を見学させて頂いて、二つくらい体験をさせてもらったかな。
結局、お友達に紹介してもらった塾に通うことにしました。

「個別・補習」でいくつか探してみたのですが、
このご時世からなのか、そもそもにして、そんな物なのかは不明だけれども、ほとんどの「個別塾」は大きな進学塾のグループ系のようになっていて、個別ではある物の「補習」というよりは「最終的には中学受験を目指す」ような、そんな塾が多かったように思います。
なんと言うか、始めてしまえば「その子にあった勉強法」で進めて下さるのでしょうが、いかんせん息子のようなタイプには、まず雰囲気が重要なようでした。
個別とは言ってもマンションなどのワンフロアを低めのパーテションで区切って机と椅子を置いて、先生と2人ないしは3人で授業を進める。そんなカタチです。
そういう状況は、息子にとっては周りの様子が、とても気になる物となってしまうようでして「ココはイヤ」と雰囲気を嫌うところは結構多かったです。
やはり多少ピリピリとしていたり、先生や生徒の声が大きかったり、もうちょっと大きいお兄さんお姉さんが多かったり。そんな感じでした。

最終的に候補として残ったのは2つ。
そのうちの一つは、発達障害や不登校児向けとウタッテいる所で見学も体験も滞りなく対応してくれて、まさに至れり尽くせり。
「そうそう、そこなの!そういうトコロが気になって勉強が進まなくなるんだよ!」というような痒いところに手が届く感じ。もうママは安心して任せられる、そんなところでした。

もう一つは…、こちらが最終的に通うことになった塾ですが、私が探した中では珍しく、本当に「補習」に重点を置いてくれている個別塾でした。
ネットで資料請求のようなことを申し込み、管轄の教室から折り返しの電話をもらった時には「あのぉ、本部の方からFaxがあったんですけれども…」とか「まあ、そんな訳でウチは、もし良ければで」とか「もし合えば」とか、二言目にはそんなことばかり言って「この人やる気あるの?大丈夫?」なんて思う面もありましたが、実際に行ってお会いしてみると、なんとも物腰の柔らかい50代前半の塾長先生でした。
お教室の雰囲気も、比較的のんびりしていてなんとなく良さそう。何よりも「すいませぇ…ん」と始めて教室に入っていった時に、たまたま応対してくれた講師の方の、本当に人の良さそうな笑顔が全然垢ぬけていなくって、ものすごくステキで「決めた」と、その時に内心思っていたりもしましたw
塾長先生に細かい授業の内容を伺ったり、息子の事や勉強の様子を話したりしばらくお話をしてから、改めて体験授業を受けました。

まあ、そんなこんなで、お得意の直感で決めたとしか決定打の説明がしにくい塾でしたが(ちょっと失礼かしら(^^;)、これが本当に良くして下さるんです。
体験の後にも「また本人の感想など聞かせてください」と言ってくださっていたので、数日後に電話して「本人は楽しかったと言っていました」と伝えると「そうでしたか、こちらでも担当した講師に話を聞いたのですが、お母さんが心配されていたようなことは特に感じなかったようでした。ただ漢字が読めないようでしたが」
体験した授業は算数の授業だったのですが、文章問題の漢字が読めていないのを、担当の先生がちゃんと気づいて下さって塾長先生に報告をして下さっていたのですね。「そうなんです、全くその通りで全然読めないんです」と伝えました。

そして始まった授業の一回目。「ちょっと教材をどうするか、まだ考えているところですので、しばらくはプリントで対応します。筆記用具だけ持って来て下さい」とのこと。
はりきって出かけた息子は、宿題を持って帰ってきました。普通の漢字の読み書きプリントと「宿題ノート」なる物をもらってきました。「何をやった?学校でやってるのと同じのやった?」と聞くと「うん、やったよ。あー、えっとそれじゃないのもやったんだ、えっとぉー」とのこと。
宿題ノートを開いてみると「プリントと、カタカナの書けなかったところを3回練習してくる」と先生の字で書いてくれてあります。「カタカナ???」
そう思って勉強道具を見てみるとプリントの裏に、息子の字でカタカナの50音が書かれていました。ところどころ歯抜けになっているところや平仮名になってしまっている物…。どうも、それらの書けなかった物を3回づつ書いてくるという宿題も貰ったようなのです。
「うわっ!!!!カタカナまで見てくれてる!!!!!」

前にお友達から「カタカナは重要なんだよ。漢字のほとんどはカタカナで成り立っているからね」と言ったような話を聞いたことがあったのを思い出しましたが、そういった流れからなのでしょうか?

とにもかくにも、いままで右も左も分からないままに息子の宿題に何時間も付き合っていた一般市民の一母親としては、本当にありがたい限り!
「もしかして(カタカナを)分かってないかなぁ…」とは思ってはいたけれども、ここまで書けないとは全く気が付いていませんでした。
このまま続けることができるかどうかは、しばらく様子をみないといけないけれども、とりあえず息子の塾生活スタートです。

がんばれ息子ちゃん。楽しく勉強ができると良いなぁ…。

5 件のコメント:

めり さんのコメント...
このコメントは投稿者によって削除されました。
めり さんのコメント...

ああ、なんか読んでてうるうるしてしまったw
お兄ちゃんにあった塾が見つかってよかったねぇ(^^)

カタカナは漢字を習うベースになるっていうのもあるけれど。
この場合「これぐらいができるだろう」って先入観なしにちゃんと基礎の基礎からチェックしてくれたんじゃないかなぁって思います。
そして、そういう方法をとってくれる塾って本当素敵!

本当によかった。
そして、お兄ちゃんがんばれー(^▽^)

Unknown さんのコメント...

良いところが見つかって、良かったですね〜

miti さんのコメント...

めりさん、コメントをありがとう!!!
そっか、そうだよね、きちんと彼のレベルをチェックして進めてくれているんだね!実は、今日も塾があったんだけど、今日は…アレは1年生後半くらいか2年生の始めの方かなぁ、そのくらいに習う漢字のプリントを3枚、宿題に持って帰ってきてたよ。
お姉ちゃんと二人で机に向かい合って一生懸命に(嬉しそうにw?)一緒に宿題をやっていたよ。ちょっと「自分も仲間入り」みたいな、そういう感覚があるのかもしれないねぇ。
ちょっと疲れちゃうところはあるみたいだけれども、続くと良いなぁ。
本当ありがとうね(^▽^)!!!!

miti さんのコメント...

taknomさん。
コメントありがとです!
お陰様で、なんとか見つかったみたいです。
様子を見てみて無理があるようなら、また考え直すけど、続くと良いと思っています。

もうちょっと頑張れるかな?w