2010年10月20日水曜日

おとうさま(^^)

ウチの父はとても変わっています。
自分の大切な物が心配で心配で仕方がありません。

できれば、その全てを把握していたい。
そして、その全てに安全圏からは絶対に外に出ていかないで欲しい。
そう思っています。
その安全圏という範囲がものすごく偏っていて
「自分(父)が経験したことのある物、見たことのある物、行ったことのある物、確認したことがある物、自分の手の届く所」
まあ、だいたい大まかに言うと、そこまでが安全圏です。
それ以外には、どんな危険が潜んでいるのか分からないので行って欲しくない、そう思っています。

また、自分が「心配しなくてはイケナイような事」は、できればやって欲しくないとも思っています。
例えば、車の運転。近所をうろうろする位なら必要最低限。
しかし、それ以外の遠出や高速道路を運転することなどは大変に危険なので、絶対にして欲しくない。そう思っています。
もっとも、彼(父)が家族を乗せて高速道路を使用した長時間運転をしなければいけない時などは
「自分の運転一つで大切な家族を危険な目に合わせてしまいやしないか」と心配で心配で。
出掛ける前日の準備から、まったくもってして落ち着かず、その夜は眠ることができずに一晩中トイレに籠って戻したり下したりしています。

まあ、その位に心配症なので、自分の大切な物を危険な目に合わせない為の努力を惜しまないのは
彼にとっては、当たり前のことなのかもしれません。

そしてまた、スケジュール管理がすごい。
いついつ何時にどこで。絶対に遅れないし、よほどのことが無い限り欠席もしない。
行くと決めた所には、何日も前から準備や仕度を整えて万全で挑む。朝は何時間も前に起きて自分の担当する家の片づけを済ませ身支度をする。
ちょっと話が反れるけど、この間お友達と話している時に気がついたんだけど。
私は父が手帖を持っているところを見たことがないんだよねぇ。
これだけ正確なら子どもの目にも付くように、毎日のように手帖と睨めっこしてても良いと思うんだけれどもねぇ。
見えないところでやってたのかしらね?

そんな訳で、彼の「大切な物」に認定されてしまった人は、意外と大変だったりします。
しかしながら、最近の彼には大切な物がものすごく急激に増えてしまっていて。
ええ、なんと言っても孫が全部で6人にもなってしまったので、そりゃぁもう大変ですw
全員の事が気になって気になって大切で大切で、さすがに最近では全てを覚えていられなくなったのか、居間にある大きなカレンダーに
自分や奥さん、そして孫達の予定を書き込んでダブルブッキングなどのないように管理(?w)をしているようです。

そんな環境で育った私。
まあ、諸々の経緯はあったにしても「父のような人にならなくてはイケナイ」「父の期待に応えなくてはイケナイ(心配させないように?)」ずっとね。
そんな風に思ってきたかなぁ。

一番上だったしね、彼にとっての第一子でもあった訳だし。思い入れもさぞかし強かったことでしょう。
彼の孫、第一号(私の姪ね)に対しても相当な思い入れがあるのは、傍から見てても面白いくらいに分かるしねw

だってね、父の言うところの「危険な目にあって欲しくない」時にはね、涙ながらに訴えるんだよ。
ものすごく感情的になってね、興奮して形振り構わず迫力満点で訴えかけてくる。
例えばね「バイトしたい」→「ダメ」なぁ~~~んて、こんな時にもそんな感じで、ものすごく興奮して訴えかけられたりねw
でも、そうなるとねぇ、さすがにこっちも滅多やたらに反抗したり、言うことを無視したり、そんなコトもできなくなる。
「ものすごく私のことが大切なのね」って、ことが、否が応でも伝わってきてしまう訳で。
ズルい、と言えばズルいやり方だよねw でも、根底からそういう人なんだから仕方が無い。
あげくの果てには、そんなにやりたいんだったらオレが変わりにやってやる!!!!とまで言い出す。
そう言って、どんどんと私がやれる機会を摘んでいってしまうんだよねw
そこまでしても、どうあっても「自分の守りたい方法で大切な人を守りたい」ようです。

でもね、この間お友達と一緒に長距離ドライブに出かけてきてしまいました♪
楽しかったぁ~~~~~。もちろんすっごい疲れたし、気を付けないと危ないな。
と思うことは、い~~~っぱいあったけど楽しかったぁ~~~~~!!!!

前のブログにも書いたけど、自分が本当にやりたいと思ったことをしてグッタリと疲れるのって気分爽快w
いやいや、疲れていることに変わりはなく実際「疲れたなぁ~」と体にも来てたりするんだけど、気疲れしたりするのとは全然違うw
初めての感覚と言っても良いでしょう。
もちろん、父にはナイショですw 言ったら行けなくなっちゃうし、下手したら「オレが運転して行ってやる」くらいのことにもなり兼ねないw
もっとも、どこに居るとかは言っておかないと後で余計に面倒なことになってしまうので「この日にココに行くんだぁ~」くらいのことは言っておきます。
後はごにょごにょw

こんなコトでもねぇ、今までは出来なかったな。心配かけたらイケナイし、親にウソをつくなんて。
父の期待に応えられない私は、なんて親不孝者なんだ!ってそんな風に思ってたかなぁ。
でも、真正直に父の期待に応えてたら何もできなくなってしまうし、その辺りは取捨選択して自分なりにやってイケたら良いなって思うかな。

そして、やっぱり父には本当のことは言わないかな。
ある程度のところまでだけど「やっぱり、お父さんが居てくれなきゃ困るわ」って、そう言う風なのもある意味の親孝行なのだと思うのだ。
いつまでも元気で過干渉な父で居て欲しいって、そう思うかな。

ええ、ファザコンですw

4 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

複雑ですね ^ ^

miti さんのコメント...

コメントをありがとうございました(^^)

そうなんですよねぇ~、でもこれも「当たり前のこと」なんだと、ずっと思っていましたからねぇ、改めて書いてみると、そうですね複雑…なのかな?w
複雑ですね(^^)

Unknown さんのコメント...

自分のことは、自分からみれば当然ですよね。それは、誰でもそうだと思いますよ。

みちさんが、お父さんに対して持っている感情が複雑そうな気がしましたよ。コンプレックスも「複雑」という意味ですし ^ ^ ;

miti さんのコメント...

あははw
そうですね、私もそう思います(^^)