2010年7月20日火曜日

学校が怖い。

これは先日、スクールカウンセラーの先生との面談が終わり、数日くらいした頃に
息子が私に言った言葉です。

「オレね。保育園のころからずっと言えないことがあるの」
「なぁに?」
「あのね、オレ学校が怖いの」
「うん」
「みんながね、わぁーって来るのが怖いの」

スクールカウンセラーの先生に話を聞いてもらって帰ってきた息子は上機嫌でした。
すっごく優しい先生だった。お話を聞いてもらった。またお話したい。次はいつ来るの?
そんなことをずっと言っています。
そんな流れからか、どうやら「今まで言えないでいたことを口に出してみる」
そんな事をし始めているようです。
相変わらずですが、上の会話は風呂上がりに自分の体を自分で拭きながら、その傍で洗濯機をいじっていた私に突然に話し始めた内容です。

カウンセラーの先生には、学童での出来事やどうしてもパンチしてしまうことを相談したようです。
パンチについては、こんな処理方法を教わってきました。
「もし、パンチがしたくなったらね、紙にパンチの絵を書くの。それでパンチをしたい数だけねそこに○を書いていくの。
それで、できたと思ったら今度は書いたのを全部グチャグチャグチャーーーーって、真っ黒にして消しちゃうの。
そうしたらね、今度はパンチをする時と同じだけの力でその紙をねビリビリビリって、思いっきり破いてポイって捨てちゃう」
そう教わってきたそうです。

まあ、なかなかね大人だってそう簡単にそういう処理がウマクできるかって言ったらそうはいかないから「どうかなぁ…」なんて心の中で思いながら
「へぇ~、そうなんだぁ」と聞いていましたが、息子はご満悦のよう。
とにかく「解決する方法があるんだ!」と、そう思えたことへの収穫の方が大きかったみたいですね。
そして、また先生に会って話したい!と

私もまた、すぐに担任の先生に伝えましたが「良いと思いますよ」と言うことで、また次の面談の設定をしてくれました。
なのですが…。私としては、なんとも複雑で。
いいのかなぁ…、こんなに立て続けで…。これは本当に彼のためになるのだろうか。

ちょうど児童精神科医の診察日と臨床心理士との面談が近づいているので、思い切ってそのことを相談してみようかな、と。
そんな風に思っています。

息子に
「学校が怖い話をカウンセラーの先生に話してみたら?」と問いかけてみましたが
「言えない」とのこと。
「なんで?」と聞いてみると
「だって、あの先生は学校の人だもん、だから怒られる」(やっぱり…、もしかしたらそんな風に思ってるかなぁ…と考えていたところでした)
「そんなことないよ、もしもね○○(担任)先生に話したって○君のこと怒ったりなんかしないよ?
それにね、あの先生はね、どうしても学校に行けなくなってしまって困っている人とか、そういう人のお話も聞いてくれるんだよ?
例えばね、学校に行きたいのに行けなくなってしまった人でも、ちゃんと行くことができるような、そういうね○君が行っているのとは別の学校があるんだけどね、
あの先生は、そういう学校のことを良く知っていて、教えてくれたり行けるようにしてくれたりすることもあるんだよ?」
「・・・・」
そうなの? と小さく一言だけ言ってしばらく考えていたようですが
「やっぱ言えない」
最後には、そんな風に言っていました。


息子の言う「学校が怖い」は、何もお化けが出るからとか、極端にイジメに合うとかそういう話ではありません。
単純に「人が多い」とか、そういうことなんだと思います。
基本的に情報の多い場所(繁華街など)は苦手です。音や匂いにも敏感で、苦手な匂いや音が気になりだすと頭痛や吐き気を訴えどうにもならなくなります。

そうそう、そう言えばついこの間、
「保育園の時にも、みんながズラっと並んでるのを見るのが怖かった」などと、そんな風にも言っていました。
もちろん、この話も唐突に話し出す訳なんですがね。。。。。。。

0 件のコメント: